ときどきとってもつらくなる。
心配で胸が膨らみ、張り裂けそうになる。
不安の重みにつぶされそうになる。
物心ついて初めて、家族が入院した。
心配症だから、しなくてもいい心配をたくさんして、悪いことばかりいっぱい考えた。
でも、その苦しさを言葉にしたら、本当にいやなことばかり起きちゃうんじゃないかって、怖くて日記が書けなかった。
自分はひとりでも大丈夫って思ってたのに、家でひとりになっただけでどうしようもなくめげてしまった。
上手に気分転換できなくて、ひとり時間を満喫なんてできなくて、何もやる気が起きなくて、ただただ眠っていたかった。
自分が明るくやってないと、周りも不安になっちゃうからって、気を張って…
頑張ろうって思っても、笑えなくて身体がだるくて。
こんなんじゃ自分がだめになるっていう不安に、ますますおびえてしまって。
朝が憂うつで、病室に入るのがたまらなくさびしくて、夜が怖くて、いつも息苦しかった。
もうだめだっていうぎりぎりのとき、友達のメールがたまらなくうれしかった。
こころづかいが、染みた。
いつもは振りまける元気が、全部からっぽになっちゃったみたいだった。
目の前の心配事への不安と、その先をかってに想像して膨らました不安の二重の苦しさに、もがいてたとき、つらいときこそ頑張れって言ってもらった。
じわっときて、踏ん張れた。
でも、孤独感はぬぐえなくて、あぁ自分で乗り越えられなきゃいけない試練なんだって思った。